EnglishMarkdown 版を表示

飽和水素生理食塩水による高酸素誘発性肺障害の軽減効果

Saturated hydrogen saline protects the lung against oxygen toxicity.

動物実験 点滴・注射 有効

要約

高濃度酸素(98%超、2.5 ATA、5時間)に曝露したラットモデルにおいて、飽和水素生理食塩水の投与が肺障害に及ぼす影響を検討した。Sprague-Dawleyラットを対照群・生理食塩水群・飽和水素生理食塩水群の3群に分け、肺組織のH&E染色、肺湿乾重量比、気管支肺胞洗浄液(BALF)中のタンパク質濃度・総細胞数、血清およびBALF中の乳酸脱水素酵素(LDH)活性を評価した。飽和水素生理食塩水群では、肺浮腫の軽減、LDH活性の低下、BALF中の細胞数およびタンパク質濃度の減少が確認され、酸化的損傷の抑制を介した肺保護効果が示された。

メカニズム

分子状水素が組織・細胞へ速やかに拡散し、活性酸素種による酸化的損傷を抑制することで、高酸素誘発性の肺胞浮腫・細胞傷害を軽減すると考えられる。

書誌情報

著者
Zheng J, Liu K, Kang Z, Cai J, Liu W, Xu W ほか
ジャーナル
Undersea Hyperb Med
発行年
2010
PMID
20568549

タグ

投与経路:点滴投与 メカニズム:抗酸化酵素 アポトーシス抑制 ヒドロキシルラジカル消去 炎症抑制 酸化ストレス 活性酸素種

投与経路に関する解説

水素生理食塩水点滴は医療機関でのみ実施可能な投与経路で、日常応用には向きません。日常的な水素摂取の経路としては吸入が最も実用的ですが、吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度 66%/100% 機は非推奨)。

安全性注意

水素生理食塩水点滴は医療機関でのみ実施可能な投与経路で、日常応用には向きません。日常的な水素摂取の経路としては吸入が最も実用的ですが、吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度 66%/100% 機は非推奨)。

詳しくは:

引用形式: H2 Papers — PMID 20568549. https://h2-papers.org/papers/20568549
Source: PubMed PMID 20568549