Oral intake of hydrogen-rich water inhibits intimal hyperplasia in arterialized vein grafts in rats.
静脈グラフトの動脈化後に生じる内膜肥厚はグラフト閉塞の主因である。本研究では、マグネシウムスティックを用いて作製した水素水(HW)をラットに経口投与し、腹部大動脈への静脈グラフト移植後6週間の内膜肥厚に対する効果を検討した。通常水(RW)または脱気水(DW)投与群では内膜肥厚と酸化傷害の増大が認められたのに対し、HW群では内膜肥厚が有意に抑制された。移植1週後の評価では、HW群において内皮の完全性が保たれ、血小板・白血球の凝集が減少していた。さらに、細胞間接着分子mRNAの発現上昇、p38 MAPキナーゼ、MMP-2およびMMP-9の活性化がHW群で抑制され、培養平滑筋細胞の遊走も水素処理により低下した。
水素水は酸化傷害を軽減し、p38 MAPキナーゼ・MMP-2・MMP-9の活性化および細胞間接着分子の発現を抑制することで、平滑筋細胞の遊走と内膜肥厚を阻害する。
水素水は安全性の高い投与経路ですが、摂取できる水素量に上限があります。臨床応用には吸入が最も効率的な経路とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は消費者庁事故事例あり非推奨)。
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