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マクロファージにおける分子状水素のNLRP3インフラマソーム活性化抑制:ミトコンドリア活性酸素種を標的とした機序

Molecular hydrogen inhibits lipopolysaccharide-triggered NLRP3 inflammasome activation in macrophages by targeting the mitochondrial reactive oxygen species.

細胞・分子レベル 細胞・分子 有効

要約

リポ多糖(LPS)刺激マウスマクロファージにおいて、分子状水素(H2)がNLRP3インフラマソームの活性化を抑制することが示された。H2はミトコンドリア活性酸素種(mtROS)を消去し、mtROSを介したNLRP3の脱ユビキチン化(非転写プライミングシグナル)を阻害した。さらに、酸化ミトコンドリアDNAの産生を低下させ、そのNLRP3への結合を減少させることで、インフラマソーム活性化が抑制された。本研究はH2によるNLRP3抑制の新規機序を初めて明らかにした。

メカニズム

H2がmtROSを消去することで、NLRP3の脱ユビキチン化および酸化ミトコンドリアDNAとNLRP3の結合を阻害し、インフラマソーム活性化を抑制する。

書誌情報

著者
Ren JD, Wu XB, Jiang R, Hao DP, Liu Y
ジャーナル
Biochim Biophys Acta
発行年
2016
PMID
26488087
DOI
10.1016/j.bbamcr.2015.10.012

タグ

疾患・症状:敗血症 メカニズム:ヒドロキシルラジカル消去 免疫調節 炎症抑制 ミトコンドリア 酸化ストレス 活性酸素種

投与経路に関する解説

細胞・分子レベルの基礎研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。

安全性注意

細胞・分子レベルの基礎研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。

詳しくは:

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引用形式: H2 Papers — PMID 26488087. https://h2-papers.org/papers/26488087
Source: PubMed PMID 26488087