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マクロファージにおけるパラコート誘発性ROS・TNF-α産生に対する分子状水素とSAHAの効果

The Effects of Molecular Hydrogen and Suberoylanilide Hydroxamic Acid on Paraquat-Induced Production of Reactive Oxygen Species and TNF-α in Macrophages.

細胞・分子レベル 細胞・分子 有効

要約

本研究では、RAW264.7マクロファージをパラコート(PQ)で刺激した際に生じる活性酸素種(ROS)および腫瘍壊死因子α(TNF-α)の産生に対し、分子状水素(H2)とヒストン脱アセチル化酵素阻害剤であるSAHA(スベロイルアニリドヒドロキサム酸)が与える影響を検討した。0.1 mM PQは細胞毒性を示さずROS・TNF-α産生を有意に増加させた。H2はPQ誘発性ROS産生を抑制し、初期(1・2時間)のTNF-α産生を低下させた。一方、SAHAは後期(8時間)のTNF-α産生を顕著に抑制した。H2とSAHAの併用では、単独使用と比較してROS抑制効果がさらに増強された。

メカニズム

H2は初期のROS消去とTNF-α産生抑制に寄与し、SAHAはヒストン脱アセチル化酵素阻害を介して後期のTNF-α産生を抑制する。両者の併用により抗酸化・抗炎症効果が増強される。

書誌情報

著者
Li J, Wu XB, Chen Y, Zeng R, Zhao Y, Chang P ほか
ジャーナル
Inflammation
発行年
2016
PMID
27624060
DOI
10.1007/s10753-016-0434-z

タグ

メカニズム:抗酸化酵素 ヒドロキシルラジカル消去 免疫調節 炎症抑制 脂質過酸化 酸化ストレス 活性酸素種

投与経路に関する解説

細胞・分子レベルの基礎研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。

安全性注意

細胞・分子レベルの基礎研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。

詳しくは:

引用形式: H2 Papers — PMID 27624060. https://h2-papers.org/papers/27624060
Source: PubMed PMID 27624060