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P糖タンパク質調節機能を持つBrij-グラフト-キトサン共重合体の合成・特性評価およびin vitro検討

Brij-grafted-chitosan copolymers with function of P-glycoprotein modulation: Synthesis, characterization and in vitro investigations.

細胞・分子レベル 細胞・分子 有効

要約

天然多糖類であるキトサン(CS)は生体適合性・生分解性に優れたナノキャリア素材だが、水溶性の低さが課題である。本研究では、Brij-S20を異なるグラフト率でCSに導入した一連の共重合体(BCs)を新規合成した。BCsの水溶性(9.13〜9.54 mg/mL)はCS(0.32 mg/mL)を大幅に上回り、分子内・分子間水素結合の破壊と結晶化度の低下が寄与していた。両親媒性構造により低い臨界ミセル濃度(0.116〜0.376 mg/mL)を示し、薬物封入ミセルの自己集合が促進された。さらにMDCK-MDR1細胞においてロダミン123の細胞内取り込みを顕著に増大させ、P糖タンパク質(Pgp)介在性排出の抑制が共焦点顕微鏡でも確認された。

メカニズム

BrijのグラフトによりCSの分子間水素結合が破壊されて水溶性が向上し、両親媒性ミセル構造がPgp介在性薬物排出を抑制することで細胞内薬物取り込みを増大させる。

書誌情報

著者
Xiong W, Zhao GD, Yin X, Linghu KG, Chu JMT, Wong GTC ほか
ジャーナル
Carbohydr Polym
発行年
2019 (2019-01-15)
PMID
30366546
DOI
10.1016/j.carbpol.2018.10.007

タグ

メカニズム:アポトーシス抑制 活性酸素種

投与経路に関する解説

細胞・分子レベルの基礎研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。

安全性注意

細胞・分子レベルの基礎研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。

詳しくは:

引用形式: H2 Papers — PMID 30366546. https://h2-papers.org/papers/30366546
Source: PubMed PMID 30366546