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パラジウム水素化物ナノ粒子による持続的水素放出がアルツハイマー病モデルマウスの認知機能障害を改善する

Sustained release of bioactive hydrogen by Pd hydride nanoparticles overcomes Alzheimer's disease.

動物実験 点滴・注射 有効

要約

アルツハイマー病(AD)の病態において酸化ストレス誘発性ミトコンドリア機能障害が重要な役割を果たす。本研究では、パラジウム水素化物(PdH)ナノ粒子を開発し、AD脳内での高水素搭載量と持続的なin situ水素放出を実現した。Pdの触媒的水素化効果により、放出された水素は高い生体還元性を示し、細胞毒性の高い・OHを自己触媒的に消去した。この生体還元性水素はミトコンドリア機能を回復させ、Aβ生成・凝集を抑制し、シナプス・神経細胞のアポトーシスを阻止するとともに、神経エネルギー代謝を促進し、ADモデルマウスの認知機能障害を改善した。

メカニズム

PdHナノ粒子がAD脳内で水素を持続放出し、Pdの触媒作用で・OHを選択的に消去することでミトコンドリア機能を回復させ、Aβ凝集抑制・抗酸化経路活性化を介して認知機能を改善する。

書誌情報

著者
Zhang LL, Zhao PL, Yue C, Jin Z, Liu Q, Du X ほか
ジャーナル
Biomaterials
発行年
2019
PMID
30703744
DOI
10.1016/j.biomaterials.2019.01.037

タグ

疾患・症状:アルツハイマー病 メカニズム:アポトーシス抑制 ヒドロキシルラジカル消去 ミトコンドリア Nrf2 経路 酸化ストレス 活性酸素種

投与経路に関する解説

水素生理食塩水点滴は医療機関でのみ実施可能な投与経路で、日常応用には向きません。日常的な水素摂取の経路としては吸入が最も実用的ですが、吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度 66%/100% 機は非推奨)。

安全性注意

水素生理食塩水点滴は医療機関でのみ実施可能な投与経路で、日常応用には向きません。日常的な水素摂取の経路としては吸入が最も実用的ですが、吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度 66%/100% 機は非推奨)。

詳しくは:

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引用形式: H2 Papers — PMID 30703744. https://h2-papers.org/papers/30703744
Source: PubMed PMID 30703744