Hydrogen Gas Inhalation Regressed Coronary Artery Aneurysm in Kawasaki Disease-Case Report and Article Review.
川崎病(KD)は5歳未満の小児に好発する全身性血管炎であり、特にアジアの先進国において後天性心疾患の主要な原因の一つである。本症例では、右冠動脈に径6.08mm・長さ35mmの冠動脈瘤を有する10歳のKD患者が、発症12日目に不完全型KDと診断された。確定診断後に静注免疫グロブリンが投与され、退院後は自宅にて77%水素・23%酸素の混合ガスを鼻カニューラで1日1時間吸入した。発症138日目(4か月後)の経過観察で冠動脈瘤の完全退縮が確認され、血液検査・肝機能・腎機能はすべて正常範囲内であった。
水素ガスが持つヒドロキシルラジカルなどの活性酸素種の選択的消去作用および抗酸化作用が、血管炎症の軽減と冠動脈瘤の退縮に寄与した可能性が示唆されている。
水素吸入応用にあたっては、LFL(爆発下限濃度)の取り扱いに注意が必要です。古典的な 4% は閉鎖系の値であり、吸入環境での実証値は 10%。100% 純水素出力(UFL 75% パラドックス)でも境界面で爆発範囲を通過します。高濃度(66% / 100%)吸入器は消費者庁事故情報データバンクに事故事例があり、推奨できません。
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