[The combined use of inhaled nitric oxide and molecular hydrogen in patients with post-COVID-19 syndrome].
ポストCOVID-19症候群(PS)患者60例(平均年齢58.1±12.9歳)を対象に、吸入一酸化窒素(iNO)と吸入水素(iH2)の併用群、iNO単独群、対照群の3群に無作為割付し、10日間・1日90分の鼻カニューレ吸入(iH2濃度<4%、iNO 60 ppm)を実施した。併用群では6分間歩行距離の延長および血清中活性酸素種の有意な低下が認められ、呼吸困難・咳・疲労の改善、生活の質向上、微小循環改善も両吸入群で確認された。重篤な有害事象は報告されなかった。
吸入H2が活性酸素種を選択的に消去することで酸化ストレスを軽減し、iNOとの併用により微小循環改善と運動耐容能向上の相乗効果が生じたと考えられる。
水素吸入応用にあたっては、LFL(爆発下限濃度)の取り扱いに注意が必要です。古典的な 4% は閉鎖系の値であり、吸入環境での実証値は 10%。100% 純水素出力(UFL 75% パラドックス)でも境界面で爆発範囲を通過します。高濃度(66% / 100%)吸入器は消費者庁事故情報データバンクに事故事例があり、推奨できません。
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