Molecular hydrogen exposure improves functional state of red blood cells in the early postoperative period: a randomized clinical study.
本研究では、後天性弁膜症に対する心肺バイパス(CPB)手術において、麻酔導入直後から術中にかけて1.5〜2.0%の分子水素を吸入した群(12例)と非吸入対照群(12例)を比較した。血液サンプルは麻酔導入直後、CPB開始前、CPB終了直後、術後24時間の4時点で採取された。水素吸入群では赤血球の電気泳動移動度の上昇、代謝活性の増加、凝集能の低下が認められ、酸化ストレスの軽減は術後1日目に最も顕著であった。また、術後1日目および3日目において心筋収縮機能指標に有意差が観察された。
分子水素が酸化ストレスを軽減することで赤血球の電気泳動移動度・代謝活性を向上させ、凝集を抑制するとともに心筋収縮機能の改善に寄与したと考えられる。
水素吸入応用にあたっては、LFL(爆発下限濃度)の取り扱いに注意が必要です。古典的な 4% は閉鎖系の値であり、吸入環境での実証値は 10%。100% 純水素出力(UFL 75% パラドックス)でも境界面で爆発範囲を通過します。高濃度(66% / 100%)吸入器は消費者庁事故情報データバンクに事故事例があり、推奨できません。
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