Combined use of hydrogen-rich water and enzyme-digested edible bird's nest improves PMA/LPS-impaired wound healing in human inflammatory gingival tissue equivalents.
本研究では、酸化ストレスおよび過剰な炎症反応による歯肉創傷治癒の遅延に対し、水素水(HW)、酵素分解ツバメの巣(EBND)、シアル酸(SA)の効果を検討した。ヒト歯肉線維芽細胞・ケラチノサイト・マクロファージを用いた三次元炎症性歯肉組織等価物(iGTE)を構築し、PMA(10 ng/mL)およびLPS(250 ng/mL)による酸化・炎症環境下での創傷治癒を評価した。PMA/LPS処置により上皮厚の減少、K8/18・E-カドヘリン・ラミニン・エラスチンの発現低下、COX-2発現増加、IL-6・IL-8分泌促進が認められた。HW・EBND・SAの前処置はこれらの変化を有意に抑制し、特にHWとEBNDの併用で顕著な効果が観察された。
水素水の活性酸素消去作用とEBNDの抗炎症作用が相乗的に働き、COX-2発現およびIL-6・IL-8産生を抑制することで、PMA/LPS誘発の創傷治癒遅延を改善すると考えられる。
細胞・分子レベルの基礎研究です。ヒトでの応用には吸入経路が最も有望な投与方法とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は非推奨)。
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