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低酸素後処理と水素ガスの併用による単離ラット心臓の梗塞縮小効果:新たな心臓保護介入の検討

Molecular hydrogen potentiates beneficial anti-infarct effect of hypoxic postconditioning in isolated rat hearts: a novel cardioprotective intervention.

動物実験 点滴・注射 有効

要約

虚血再灌流(I/R)障害において活性酸素種の生成が心機能に悪影響を及ぼすことが知られている。本研究では、単離ラット心臓モデル(30分虚血・120分再灌流)を用い、無酸素クレブス液による低酸素後処理(HpostC)単独、および水素飽和無酸素クレブス液を用いたH2+HpostC併用の心臓保護効果を比較検討した。梗塞サイズ(IS/AR)、心機能回復、再灌流不整脈の発生を評価指標とした。HpostC単独でもIS/ARを有意に縮小したが、H2を加えた群ではさらなるIS/AR低下、重篤な不整脈の抑制、および心機能の有意な回復が確認された。

メカニズム

水素分子が強力な酸化剤と選択的に反応し細胞内に拡散することで酸化ストレスを軽減し、低酸素後処理による心臓保護効果を増強する。

書誌情報

著者
Zálešák M, Kura B, Graban J, Farkašová V, Slezák J, Ravingerová T
ジャーナル
Can J Physiol Pharmacol
発行年
2017
PMID
28350967
DOI
10.1139/cjpp-2016-0693

タグ

疾患・症状:虚血再灌流障害 心筋梗塞 メカニズム:抗酸化酵素 ヒドロキシルラジカル消去 炎症抑制 酸化ストレス 活性酸素種

投与経路に関する解説

水素生理食塩水点滴は医療機関でのみ実施可能な投与経路で、日常応用には向きません。日常的な水素摂取の経路としては吸入が最も実用的ですが、吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度 66%/100% 機は非推奨)。

安全性注意

水素生理食塩水点滴は医療機関でのみ実施可能な投与経路で、日常応用には向きません。日常的な水素摂取の経路としては吸入が最も実用的ですが、吸入応用にあたっては爆発リスクに注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度 66%/100% 機は非推奨)。

詳しくは:

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引用形式: H2 Papers — PMID 28350967. https://h2-papers.org/papers/28350967
Source: PubMed PMID 28350967