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水素分子はゲフィチニブ誘発性ナフタレン急性肺傷害の増悪を酸化ストレスおよび炎症の軽減を介して抑制する

Molecular hydrogen attenuates gefitinib-induced exacerbation of naphthalene-evoked acute lung injury through a reduction in oxidative stress and inflammation.

動物実験 水素水 有効

要約

EGFRチロシンキナーゼ阻害薬ゲフィチニブは非小細胞肺癌に有効だが、重篤な急性間質性肺炎を引き起こす可能性がある。本研究では、ナフタレン腹腔内投与後にゲフィチニブを経口投与したマウスモデルにおいて、水素リッチ水の自由飲水が体重減少を抑制し生存率を有意に改善することが示された。肺炎症・炎症性サイトカイン・酸化ストレスマーカー(グルタチオン低下、マロンジアルデヒド上昇、4-HNE産生増加)がいずれも改善された。さらに、水素はin vitroおよびin vivoでゲフィチニブの抗腫瘍効果を妨げないことも確認された。

メカニズム

水素リッチ水が肺内グルタチオン低下・血漿マロンジアルデヒド上昇・気道細胞の4-HNE産生を抑制することで、酸化ストレス起因の気管支壁細胞傷害および炎症性サイトカイン産生を軽減する。

書誌情報

著者
Terasaki Y, Suzuki T, Tonaki K, Terasaki M, Kuwahara N, Ohsiro J ほか
ジャーナル
Lab Invest
発行年
2019
PMID
30710119
DOI
10.1038/s41374-019-0187-z

タグ

疾患・症状:がん化学療法 (副作用軽減) 腸管障害 投与経路:水素水経口投与 メカニズム:グルタチオン 炎症抑制 脂質過酸化 酸化ストレス 活性酸素種

投与経路に関する解説

水素水は安全性の高い投与経路ですが、摂取できる水素量に上限があります。臨床応用には吸入が最も効率的な経路とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は消費者庁事故事例あり非推奨)。

安全性注意

水素水は安全性の高い投与経路ですが、摂取できる水素量に上限があります。臨床応用には吸入が最も効率的な経路とされますが、吸入応用にあたっては爆発リスクを伴うため使用濃度に注意が必要です(LFL 実証値 10%、高濃度機は消費者庁事故事例あり非推奨)。

詳しくは:

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引用形式: H2 Papers — PMID 30710119. https://h2-papers.org/papers/30710119
Source: PubMed PMID 30710119